【読書感想文】革命のファンファーレ/西野亮廣 著

話題のビジネス書、革命のファンファーレを読みました。クラウドファンディングでサイン入り書籍を事前購入して鹿児島の実家に届いているはずですが、バンクーバー在住なう。というわけで発売日当日に電子書籍を購入!買ってよかったすぐに読んでよかった。読書感想文を2つのポイントでお届けします。

1つめは、元書店員として感じたこと。実際に本文から引用すると「良い作品を作れば勝手に売れる、という幻想は今すぐ捨てた方がいい。良い作品を生むなんて当たり前の話で、それだけでは、まだスタートラインにも立てていない。作品の育児放棄をしてはいけない」という一節。まさにそれ!!!私はシンガポールの日本の本屋、というスーパー特殊な立地で書店員をしていた。日本の本屋みたいに本も情報も出版社の営業さんも向こうから来てくれない。待ってるだけじゃ何も変わらないな、と思ってツイッターやまとめサイト、ネットニュースを毎日追いかけて売れてる本や売れそうな本の情報を集めて新宿の本社にメールで問い合わせて、新刊や話題の書籍を取り揃えた。でもそれだけじゃだめだったので、超大型の話題作が出る当日に本屋を飛び出して手売りしたいと言って却下され、お店オリジナルのスペシャルパッケージにして「本が欲しいけど、どんな本がいいのかよくわからない」というお客さんに訴求したいと提案して却下され、地域のイベントにゲストとして呼ばれた時に、関連書籍をその場で紹介してその場で売りたいと言っては半笑いで首を横に振られた。もう本屋は待ってるだけじゃだめなんだよ。良い本や全力ですすめたい本があったら売りにいったらいいんじゃないかな。そんなもやもやを抱えていた私の背中を、本書はバシッと叩いてくれた。もっとたくさんの本をたくさんの人に届けたかったな、書店員時代。

つづきまして、これから高校教師になる私が、こういうことを高校生に、これからの社会を生き抜く人たちに、伝えたいと思ったこと。お金の正体、そしてお金との付き合い方について。お金の正体は信用である、と本書では何度も繰り返し登場する。信用とは、この人なら大丈夫、この人に任せたら安心だ、という気持ちから、この人と一緒に何か楽しいことをしたい、という行動につながることだと思う。これまでは、お金持ちが信用されていたけど、これからの時代は信用を集めた人のところにお金が集まる社会になるだろう、と本書では未来予想をしている。順番が逆になるわけですね、わかります。私はまず、自分が信用される人間になりたい。この人なら大丈夫だと、この人と一緒に仕事をしたいと、そう思ってもらえるために、信用第一で生きていこうと思う。最初から高校生に何かを教えたい、なんておこがましい考えはやめて、まずは「大人になるって楽しいよ」って自分が体現していこう。

以上で読書感想文を終わります。著者の西野さんは、本書をたくさんの人に届けるために、これまでもこれからも、ありとあらゆる仕掛けを続けている。私の読書感想文も、その仕掛けの小さなひとつになればいいと願ってます。

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