インターンシップの申し込みに現地のエージェントを利用したら、利用特典としてマンツーマンで英会話レッスンを1回受けられます、というものをいただきまして。まあコレも英会話スクールとの提携なんでしょうが。
もう学校に通うつもりはないけど、31歳にしてレッスンを受けたら、何か変わるのかな、最短最速で目標に近づけるのかな、と。そんな甘い考えで挑んでみました、50分間1本勝負。その英会話スクールのウリとして、試験対策や会話強化など、レッスン内容はこちらからリクエストできて、その内容に合わせて最適な先生をアレンジします、とのこと。なるほど、それではTOEIC対策をお願いします、目標は900オーバーです、とお伝えしまして。アレンジしました、XX日のXX時から、日本での英語指導経験もあるエリック先生(仮)がレッスンをいたします。
そして当日。オフィスビルの一部屋にあるスクールにおそるおそる入った瞬間、うわあっと日本人が。というか日本人女子。みんな大学生くらい。デスヨネーと思いつつ、受付のお姉さんに声をかける。もちろんお姉さんも日本人。なんとなくこそこそと、個室ブースに通してもらう。部屋ですらない、個別指導塾みたいなスペース。そしてエリック先生、登場。TOEIC対策、というか問題集のコピーも用意してくれてた。そこまではよかった。
じゃあ、パート5やってみようか、とエリック先生。ちなみにパート5は文法問題。ひとつずつ問題を一緒に読みながら、4択の単語から正解を選ぶ。A?ちがう。B?それもちがう。Cもはずれて、結局正解はDでした。なんで違うの?Aはどんな意味?と聞いたら、ちょっと待ってて、と自分のスマホでグーグル検索してホイ、と英英辞書みたいな検索結果を出される。イヤーそこ説明してよー。それから数問やって、だんだん笑い出した。この問題オモシロイよね、こんな言い方しないよ、と失笑。知らんがな、面白いかどうかでやってないがな、と内心ツッコむ、わたし。しかし調子を合わせて、TOEICはねー、日本人か韓国人くらいしかやらないもんね、マイナーだよね分かるよ、IELTSとかケンブリッジ検定とかメジャーなんだろうね、みたいな返しをしてみた。そうそう!そうだよ!なんで日本人はTOEICそんなに好きなの?ぼくTOEICの内容全然知らないよ。イヤー!アンタTOEIC対策できる先生なんじゃないのー??私が30オーバーでこれから生徒になる雰囲気ゼロなのがよくなかったのか、お客さん認定されなかったのか、やけにぶっちゃけトークをされた。
それからというもの、イギリス式の発音のあなたのカナダ式の発音ってどう違うの?と質問したら、youtubeで発音比較した動画を2人でじーっと見たり、カナダらしい英語ってなんかないの?と聞いたら、またしてもグーグル検索してまとめサイトみたいなもの画面に出してホイっと差し出されたり。ちがう、そうじゃない。やけに長く感じた50分間でした。
むかーし、英会話スクールに通った気がするけど、こんなに騙されまがいのレッスンだったかなあ、と。今回体験したスクールも先生もディスるつもりは全くないですが、経験値として唖然としました。エリック先生、なんか嫌なことあった日だったのかな。