海外で日本語教師として働きたい!
でも、未経験でも働ける?
免許や語学、どんな資格や技能が求められる?
今回の記事は、海外での日本語教師に関する仕事探しについて、最新情報をもとに詳しくご紹介します。
まずはじめに、「未経験でも日本語教師として海外で働きたい!」という目標を実現することは可能です。
ただし、未経験の方は大卒以上の学歴証明と日本語教育に関する資格取得が必須です。こちらの関連記事もあわせてどうぞ。

海外 日本語教師 未経験歓迎の求人豊富なのはアジア
結論を先にお伝えすると、未経験から海外日本語教師のキャリアをスタートするならアジア、日本語教育現場での指導経験や英語などの語学力を身につけた後にヨーロッパや北米に挑戦、というパターンがオススメです。
とはいえ、実務経験が豊富でも語学堪能でも、ヨーロッパや北米で日本語教師として仕事を見つけるのはかなりハードルが高いと印象です。詳しくは、具体例をもとに本記事の後半でご紹介します。
まずは、海外の日本語教師の求人情報探しでオススメのサイトが「日本語教師の集い」です。

こちらのサイトは日本国内と中国、香港、ベトナムなどの海外アジアの求人情報が豊富です。

こちらの求人情報から、応募条件のみをいくつかピックアップしてみました。
それぞれの求人情報の詳細は、「日本語教師の集い」サイト上で直接見てみてくださいね。



大卒以上の学歴と日本語教育に関する資格はいずれも必須ですが、実務経験に関して書かれていないので、未経験でも応募可能ですね。
未経験でも資格があればチャンスあり!

海外 日本語教師 未経験歓迎の注意点
最新の求人情報を実際にチェックしてみると「未経験でも日本語教師として海外で働きたい!」という目標を実現することは可能ということがわかりました。
しかし、どんな就職や転職にも、必ず注意点があります。
私が思う、未経験歓迎の海外日本語教師の求人情報に応募するときの注意点は以下の通りです。
- 給料や各種待遇は現地相場の水準かどうか
- 経験者なら実体験から比較検討ができるが、未経験は基準が分からない
- 渡航時にビザサポートや生活サポートがあるかどうか
- 住居探し、銀行口座の開設や携帯電話の契約など、はじめての渡航先での現地生活にはサポートが必須
- 未経験からいきなり実務経験にメンタルが耐えられるか
- 「きめ細かな研修」なんてものは基本ない。採用されていきなり学生の前で授業ということもよくある
求人情報に応募して、晴れて採用される。ここまではスタート地点にすぎません。
実際には、ハプニングだらけの慣れない異国での生活をしながら、いきなり一人前の日本語教師として仕事を任される日々は、正直しんどいことも多いです。
海外 日本語教師 北米やヨーロッパの求人情報
未経験歓迎の求人情報が多いアジアの日本語教師募集と比べると、北米やヨーロッパの求人情報は応募条件の要求が高い印象です。
北米やヨーロッパをはじめ、世界各国の豊富な求人情報をチェックするなら JEGSインターナショナル のサイトがオススメです。

日本国内をはじめ、ヨーロッパや北米の求人情報も頻繁に更新されています。
ヨーロッパや北米の日本語教師募集の特徴は、幼稚園や保育園での募集が多いことだと思います。
そのため、日本語教師の資格よりも、幼稚園教諭や保育士の資格や実務経験を重視されるようです。
国内でも米軍基地というインターナショナルな職場があったのか、と意外な発見もあって、求人情報をながめているだけでも面白いです。
こちらの求人情報一覧からピックアップして、北米やヨーロッパの応募条件を詳しく見てみました。


幼稚園教諭または保育士の資格と実務経験や、日常会話レベルの英会話など、アジアの日本語教師求人とは求められる条件が大きく異なります。
そのため、語学学校や高校や大学などの教育機関での求人情報に応募が集中すると思います。おのずと競争率も上がることでしょう。
例えば、タイでの募集にタイ語能力は必須ではないし、ベトナムでの募集にベトナム語能力は必須ではありません。私は実際に中国語ゼロから中国で転職しています。
しかし、北米やヨーロッパでの就業には、英語能力が必ず求められます。この点も、アジアに比べてハードルが高いと感じるところです。

海外 日本語教師 未経験 まとめ
海外で日本語教師として未経験から働きたい!
これは実現可能な目標です。以下にポイントをまとめました。
- 海外日本語教師に未経験で初挑戦ならアジアがオススメ
- 求人情報が多く、求められる条件が少ない
- 求人情報をしっかり比較検討する
- ブラック求人にひっかからないよう要注意
- 内定はゴールではなくスタート
- 予想を遥かに上回るハプニングやストレスを経験値として楽しめる資質が隠れた必須スキル
海外日本語教師としての現地のリアルな生活の様子は、こちらをご参照ください。