シンガポールでの暮らし 食べ物
仕事はシフト制、平日と週末に1日ずつ休みをもらう。
荷受け、品出し、レジ打ちに問い合わせ対応など、決められたことを決められた順にやっていく。
そして決められたこと以外は一切しなくていい。隣の部署の応援とか掃除とか!
勤務終了直後に帰宅。
当たり前のことを当たり前にやるだけでいい、日本的労働に比べるとずーっと楽な働き方でした。
では、仕事以外はと言うと。
例えば食べ物。毎日何を食べているのか?
答えは外食一択。三食外食。おやつも買い食いしてた。
シンガポールに限らず、アジア諸国のレストランや屋台はほぼ全品テイクアウトができる。
朝はパンかサンドイッチとコーヒー1杯をテイクアウトして、オフィスで食べる。
うちの会社は日系企業でさすがに勤務開始10分前くらいに行って食べてたけど、ローカル企業はタイムカードを打刻してから、朝食を買いに行って帰って来て、朝から盛大にみんなでムシャムシャ食べてた。
パンやサンドイッチは1個150円くらい、コーヒーもローカル式だと1杯180円くらいだったかと。
物価高が世界一のシンガポールといえど、ローカル生活はとにかく安上がりだ。
ランチは近所のフードコートでテイクアウトして、またオフィスで食べる。
「なにか食べる?」って同僚同士で聞いてまわって、まとめて買ってきてくれて、レシート見ながらお金を払う、とか。
ただこれが外国人にはなかなかハードルが高くて、フードコートで選べるメニューがめちゃくちゃ多い。常にどこのフードコートでも数十種類はあるんじゃないだろうか。
おかず屋さんに行ったらおかずがずらりと並んでるし、おかずの名前わからないから指さし注文するしかないし、そのほかにもタイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアに韓国日本と、各国料理が選び放題。
フードコートで選ぶランチは、質素にすると1食400円、豪華にいくと900円くらいだったかと。これがショッピングモール内の日本食レストランになるとあっという間に1食1500円!
日本食は根強い人気。
休憩時間も兼ねているランチ、私はひとりでもそもそ食べてたけど、おばちゃんチームはお昼もおしゃべりが盛り上がっていた。
その会話も中国語がメインだから分からない。と思っていたけど、最後の方はちょっと聞き取りができるようになった。
それくらい強烈な、言葉のシャワーどころか台風のような局地的豪雨だった。
仕事が終わって帰り道、夕食はサクッとひとり飯。
シンガポールはとにかく外食産業で、予算がとにかく幅広い。オフィスから家までの帰り道で、
屋台発祥のホーカーセンター
ローカル大手チェーンのフードコート
消費税とサービス料で17%追加のレストラン
など、かえって毎回選ぶのが面倒になるありがたいバラエティの豊かさ。
ちなみに、ホーカーセンターとフードコートはどちらも1食平均800円以下のローカル飯の聖地で、その違いはと言うと
ホーカーセンターは個人経営の集合体。1軒1軒が職人であり個人経営。
対して、フードコートは企業がまとめて経営。それぞれのブースで雇われバイトが従事。
ということなんだそうだ。ローカル飯が大好きな友人が熱く語っていた。
食べることは好きなんだけど、毎日情熱を燃やして選びつづけるエネルギーも仕事の後には残っていないので、気に入った3軒3メニューをローテーションでサクッと食べて帰宅していた。
その3メニューとは
・フォーファン(河粉) 平打ち米麺の海鮮あんかけ。

・ヨンドーフー(醸豆腐) 野菜、練り物、揚げ物などの具材を自分で選んで、その場でゆでてスープに投入する、あっさりごった煮。
・チキンビリヤニ インド系定番料理。香辛料いっぱいのオレンジ色の炊き込みご飯に、これまた一緒に炊き込んだチキンがごろり。
ご馳走٩꒰⍢ ꒱۶⁼³₌₃ pic.twitter.com/bRk0vqcMW5
— ししもん@シンガポール (@shishimong) 2018年8月11日
どれも1食500円程度。
ししもんさんに、シンガポールで暮らし始めた瞬間に教わったローカル飯だけど、最後までずっと好きな食べ物だった。
外食以外の食べ物は?
三食外食で過ごしたシンガポール現地生活ですが、
「自炊しないの?」
「しません」
スーパーはあるけど、野菜は99%輸入モノなのでシナシナしていて、食欲が湧かない。
コンビニもあるけど、保存ききますよーな添加物ガッツリ製品が多すぎて、こちらもゲンナリしてしまう。
そこんとこいくと、ホーカーもフードコートも、その場で調理してくれて出来立てアツアツを食べることができる。
さらにシンガポール特有の住環境も作用していて、シェアハウスは料理がしづらい or できないケースもよくある。
大家さんが、キッチンが汚れるのが嫌だから、だそうな。
なんのためのキッチンやねん。
「キッチン使用不可ですが、家の下に24時間ホーカーセンターがあり便利です」
みたいな物件情報をよく目にします。
準備も片付けもしなくていいし、1人前をサクッと外食で済ませることができるのは楽でいいな。
シンガポール現地生活、毎日の「食」事情でした。