新たな肩書き、デザインスタジオ海外事業サポートスタッフ

「お願いします!3日以内に完成させないといけないんです!」

と突然のオファーが舞い込んだファッションショーのバックステージ。私はバンクーバーファッションウィーク春夏2018コレクション、というイベント事務局でお手伝いをしています。ファッションウィークとは、パリコレが代表的で、ほかにもロンドンやニューヨークなど、世界各地で開催されているファッションイベントです。

ショー期間中の主な仕事は日本人デザイナーのサポート。今回は7組の日本人デザイナーが参加されていたので、通訳や現場の説明など、寄り添う感じですね。日本人、ココにもいますよ、大丈夫ですよ、という雰囲気をニコニコしながら醸し出してました。そんな私が担当したデザイナーさんに声をかけられたのが冒頭の一言。

うん?なんだなんだ?おもしろそう。

というのが第一印象。詳しく話を聞いてみると

・パリで初めての撮影と展示会が決まった・その展示会で、パリ在住のバイヤーや小売店に作品(女性服や小物)を見初められたら、売買契約に至る場合もある・ラフォーレ原宿に期間限定で展示した際も、パリからの旅行者に買ってもらって、パリへ商品を発送したこともある・3日以内に売買契約書を作成して送らないといけない・デザイナー本人は英語ゼロ、人見知り、海外事業はじめて・日本国内でも正式な販売契約を締結したことはほとんどない(これまで自分で小売りをしていたし、ほとんどトラブルが起きたこともなかった)

ううん、状況の整理整頓が必要だな、というのがその次の印象。

売買契約書に関しては、初めてだし海外だし、素人が手を出すのは危険、自分を守る意味でも現地の弁護士にお金払ってやってもらうべき、というバンクーバーの弁護士事務所に勤める日本人友人のアドバイスに従って、デザイナー本人にその旨伝える。英文での公的資料作成は、グーグル検索したところによると、10万円から20万円くらいだそうです、とも。デザイナーさん、たかい!って頭抱えてました。でもそのお金をためらって、損害とか賠償とかになって、取引に関して数十万円から百万円単位で損失が出たら恐ろしいですよ、とアドバイスしました。

その結果、契約書に関する概要だけ英文で私が作成して、それを見たバイヤーや小売店が本契約をしたい、と言ったらそこで正式な契約書を作成する、という流れになりました。価格や送料、不良品対応などの項目をデザイナーさんに確認して、グーグル翻訳を見ながら英文を作成。最終チェックはシンガポール友人やカナダの同僚にお願いしました。赤ペンせんせいがバシバシ入りました。修正変更して、デザイナーさんへ送信。英語の基礎は身についているのですが、ネイティブらしい言い回し、への道のりはまだまだ遠いなあ。

初回無料で結構です、とデザイナーさんにはお伝えしたのですが、ギャラ払います!と言われて、ありがたい。仕事に伴ってお給料が発生したので、これは肩書きとしてもいいかな、と。というわけで新たな肩書き・デザインスタジオ海外事業の誕生です。ちなみにお給料はチップとしていただくので、所得税は発生しません!

カフェでアルバイトしているんですが、隔週で支払われるお給料はチェックで、銀行口座に入ってくるんですが、そちらはきっちり所得税天引きされてます。日本に比べたら微々たるものですが。でも毎日現金でチップももらってて、当たり前にそこには所得税ないんですよね。文化習慣による違い。新たな経験値。

この調子で、どんどん肩書きを増やして、自分の可能性を広げていきたい。

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