テンセント(騰訊)本社に行ってみた

中国深セン

アジアのシリコンバレーといわれる広東省深セン市。

都市計画のもんのすごい開発スピードと、世界的に有名になった企業とか星の数ほどのIT企業とか。

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BATHって知ってる?

そのなかでも圧倒的な存在感をもつのが、BATHと呼ばれる中国4大企業。

アメリカ4大企業と並べて語られるほどのビッグネームになってる。

そのうちの2社、ファーウェイ(华为技术)とテンセント(腾讯)の本社が深センにありまして、テンセントに遊びに行ってみたよ!

なんかすごくさらっと言ってみたけど、深センで暮らすとこんな感じ。

フェイスブック本社に見学に行く! みたいなことが、日本から飛行機で4時間のIT城下町でできちゃう。

というのも、友達の友達がこのテンセントのエンジニアで。

従業員が全世界に5万人いるらしいからね。本社である深センにはこのうちの何パーセントが住んでるんだろう。

エンジニア友人とwechat で会話するようになり、「いつでもあそびにおいで」と。

日本人的にはコレは真に受けちゃいけないやつだ。

うん。

と思ってたら、食事に行った帰りに「今からいこうか」ってホントに連れてってくれた!

マジかよ!

深セン在住7週目のできごとで、それから何度か遊びに行った。プレイルームならぬプレイフロアに。

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テンセントのおさらい

ここでテンセントに関するちょっとしたおさらい!

・wechat や QQ などのSNSサービスと、アプリゲーム配信が主なサービス

・1998年創業。20周年を迎えたばかり! この開発成長スピード感!

・社名の由来は「10セント」、当時のショートメールの料金が1通10セントだったことから、インターネットサービスに親しんだ名前ということで

・2004年に香港証券取引所に上場、初値は0.81香港ドル(約11円)、16年後の現在は362.4香港ドル(約5000円)

テンセントの社名の由来については、「上場の時の株価が10セントだったから」っていうのも聞いたことあるんですが、上場するときに社名決めるって、タイミングがなんかちがうなあと。

でも調べてみたら、確かに初値は米ドルで10セントくらい。

どうなんだろ?

【2020/03/25 追記】

ちゃんと調べてよ気になるから(笑)

と友人からぴしりとツッコミをいただいたので調べてみたよ。

正解は2019年10月に出版されたこちらの新刊に記述がありました!

本書の第二章 試合開始―先の見えないスタートの冒頭に社名の登記に関するエピソードが。

ショートメールの料金1通10セントも、株式上場時の初値約10セントも全然関係なかった!

やっぱりそれよりずっと前のことだよね、社名を決めるって。

①光る、輝く、透明な、という意味のルーセント

②左右対称にこだわった文字の並び

この2点から、Tencent という英語の社名が決まったみたい。

予想外の答えだけど、謎が解けてスッキリ!

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20周年の新社屋 テンセント海浜タワー

夏の日差しでギラギラしてるツインタワー
入り口にドドンとロゴが。なんとなく日本の盆栽っぽいものも

さっそくやってきました、テンセント海浜タワー(腾讯滨海大厦)

こちらは去年オープンした新社屋。

最寄りの地下鉄の駅はありません!

地下鉄なんて利用しないセレブばかりなんでしょうか。

深センは車の所有は超高コスト。それでも自家用車通勤か、あとは駅からタクシーに乗るとかかな。

ちなみにタクシーはめっちゃ安くて初乗り10元(170円)くらい。

DiDiっていう配車アプリも超便利でタクシーくらい安いので、よく使います。

がんばって地下鉄なら、2号線と11号線の后海(houhai)駅から15分くらい歩きます。

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ゲスト登録してプレイフロアへ

1階エントランス。広々してんなー。やっぱり日本庭園みたいなヤツも
ゲスト登録は無人で

セキュリティの人も受付の人もいるけど、ゲスト登録はマシンで。便利!

テンセント社員IDをかざして、ゲストの携帯電話を入力するとショートメールがすぐ届く。

届いた暗証番号をマシンに入力して、ゲストカードが自動発行。

5分もかからない。便利!

エレベーターの中にボタンがない。最初に指定した階しかいけないヤツ

ゲストが入れるフロアは限定されていて、行き先はだいたいプレイグラウンド。

ここがすごかった。スケールがちがう。

中国大陸スケール!

どどんとバスケットコート

バスケ!!!

実は中国ではバスケが人気だそう。

深センでのNBAの試合とか、すぐ満席なんだって。

サッカーじゃないんだね。

スタッフが仕事してバスケして仕事するんかな。ハードだな。

さらにどでかいボルタリングの壁

バスケコートの先にあったのはボルタリングの壁!

やりたい!

って友達に頼んだら、事前予約が必要だそうな。

ちなみに有料だそう。1回150元か200元くらいだった。まあまあお高い。

スポーツクラブと提携して、インストラクターが派遣されているようで。

バトミントンコートも複数面
ビリヤード台も。カップルや家族で楽しんでるっぽい
ジョギングもウォーキングもできます
プレイフロアにはカフェもライブラリもあります
いい感じに使い込まれてる本棚!
深圳湾創業広場が眼下にひろがる
フロアにいくつか設置されてる無料ドリンクバー
好きな味のパックをとって、マシンにセットすると出てくるやつ

ドリンクバーまで完備!

もちろん無料。

いやあ、ホント、中国の最先端って

おしゃれで充実していてやたらスケールが大きい。

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中国の最先端をいろいろ見た

テンセントは給料いいけど競争も激しいし、

優秀な人材はさっさと転職しちゃうらしい。

さらに、私のような地べたでのんびり働いている一般社員とはちがって

高層階で働く中国エリートは「996」といわれている。

朝9時から夜9時まで、週6日働くという意味。

まあそこに3食ごはんとお昼寝とかも入るんだろうけど。

日本人よりよっぽど勤勉ですよ中国人。一部だけかな。

「またいつでもおいでよ」

って友人は言ってくれたけど、これもきっと本気で思ってくれているんだろうな。

本音と建前、とか、空気読めよ、とかで何度も痛い目みてきたからなあ。

今日も深センは平和で楽しい、というお話しでした!

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ゆきの

ゼロからいきなり海外転職も9年目。香港、カナダ、シンガポール、中国で現地採用、起業、さらには大学院留学まで。独学でTOEIC910取得、HSK6級合格。泣いて笑ってそれでも生活は続く、中国深センのリアルな日常を発信します。

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