28歳新卒フリーター女もシンガポールで就職してみた④

よし! シンガポールで暮らそう! という即決断の元、引き続き情報収集を続けた。
つまりグーグル検索の毎日を継続した。
『シンガポール 就職』『シンガポール 現地採用』とかいうキーワードでネットサーフィン。

結構あるもんだね、シンガポール現地採用ブログ。ひとつひとつ、最新記事から過去記事にさかのぼって熟読。
そのうちのひとつ、就職コンサルタントをしているという人のブログに「現地採用の求人案件あります。お問い合わせください」とあったので、早速問い合わせて見た。
すぐに返信があって、履歴書と職務経歴書を送ってくださいとのこと。
お、おお、コレはいけそうなのか、とソワソワしながら、返信をいただいたお礼の言葉と共に添付ファイルにて履歴書と職務経歴書を送信。ポチッと。

ちなみに2014年当時の履歴書上における私のスペック。
28歳、女性、最終学歴は大卒(学部卒)、最新職歴は百貨店の販売職つまりサービス業。
TOEIC750点、あとは運転免許とか。
海外就職経験ナシ。

数日後、就職コンサルタントのブロガーからのメール。なんかいろいろごちゃごちゃ書いてあったけど、つまり『あんたができる仕事なんてシンガポールにはありません』みたいな内容。私のスペック、全否定。

ショックだった。でもそれが現実だろうな、とも同時に納得しかけた。
やっぱりロースキルの私には、無謀すぎたんだろうか。海外就職なんて。

あきらめそうになって、でもグーグル検索とかネットサーフィンはしぶとく続けた。
そしてたどり着いたのは、またしてもシンガポール現地採用ブログと、その人のツイッターでのつぶやき。

『シンガポール現地採用は誰でもいける。興味ある人DMして』

ですって。
ししもんさんという、シンガポール在住日本人らしい。
すぐにつぶやきにリプライして相互フォローをしてもらい、DMを送った。

「シンガポールで暮らしたいです! 仕事したいです!」

「おっけー。じゃあ履歴書と職務経歴書を送ってくれたら添削指導するよ。超厳しいけどw」

「わかりました! すぐに送ります!」

それから3日かけて書き直し、渾身の履歴書と職務経歴書を送信。未だに忘れられない、第一回赤ペンししもん先生の返信はたった一言だった。

「残念! これではどこにも受かりません\(^o^)/」

あ、そうですか。

……

一瞬だけ落ち込んでからすぐ、うおー! やってやる! と、私のどこかに火がついた。
その日から毎日のように私が修正案を送りとししもん先生の添削の応酬。1ヶ月で10往復はしたんじゃないだろうか。
ししもんさんの優しさに感謝しつつ、転職活動で考えることや、内定を勝ち取る方法を体得していった。まさに、習うより慣れろの猛特訓だった。

ししもんさんの添削指導は的確で、目からうろこがボタボタ落ちた。
例えばこんな感じ。

Q. アピールできる経験が接客業しかないんですが、アピールとして弱くないですか?不安です。
A. 日本人の接客スキルは世界最高水準。自信を持ってどんどんアピールしていけ。「顧客のニーズに応えた上で、最適な提案をする」「日本人としてのホスピタリティを持って従事する」とかいう言い回し。

ほあー!!!

Q. 英語が話せる自信がありません。
A. 自己紹介や自己アピールなど、テンプレだけでいける部分を英語で固めて丸暗記。最初にまとめて話すことで、「こいつデキる」ってなるから。後は、面接の会話を頭の中でシュミレーションする。志望動機とか、なんでシンガポールで働こうと思ったのか、会社でどんな活躍ができると思ってるのか、聞かれることはだいたい決まってる。

テンプレ丸暗記という裏技が……ッッ

Q. 私でもシンガポール現地採用社員になれますか?
A. なれる。ていうかその気になれば誰でもできる。日本人の勤勉、勤労さは高い評価を受けてるから、その優位性を生かしていけばいい。それと最低限の英語力ね。

日本人スゲー!

などなど。
小技、裏技からコペルニクス的転回アドバイスまで、海外就職とシンガポール現地採用について、みっちり教わった。
ししもん師匠は今でも貴重な良い友人のひとりです。

ししもん師匠のシンガポールでのドタバタ暮らしを綴ったエッセイはこちら

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