【実体験】日本語教師として海外で働く

日本語教師

日本語ネイティブという強みを活かして、日本語教師として海外で働いてみたい!

という方へ向けて、今回は日本語教師として海外で働くためのポイント3点をご紹介。

全て私の実体験に基づいたものです。

結論

まずはじめに結論をお伝えすると、海外で日本語教師として働く際に資格不要、未経験可、というケースもあります。

ただし、うまい話にのってブラック求人にハマらないように注意が必要。

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日本語教師になるのに資格は必要?

日本語教師になるには、免許とか講座を受講とか、なにか資格が必要なんでしょう?

という質問をよくいただきます。ありがとうございます!

日本語教師には3種類の資格があると言われていますが、ぶっちゃけなくても大丈夫です。

なぜなら、日本の小中高校で教師として働く場合には教員免許状が必要ですが、日本語教師はどちらかというと塾や語学スクールの講師に近いです。

「よし、採用」と雇用主から言われれば、日本国内でも海外でも日本語教師として働けます。

そうは言っても、資格は強い

日本語教師の資格を持っていれば、採用される確率はめちゃくちゃ高くなります。

一般的に、日本語教師の資格と言われるものは以下の3種類です。

それぞれの特徴もあわせて。

  • 日本語教育能力検定試験に合格 →試験は年1回、合格率20%の超難関。
  • 日本語教師養成講座420時間を修了 →通信講座で約15万円、通学講座なら約50万円! さらにどちらも半年〜1年かかる。
  • 大学または大学院で日本語教育を主・副専攻 →通信制大学なら約30万円、もしくは大学院で2年間研究。

どの資格を取得するにも、勉強する労力(エネルギー)、費用、時間のどれか、または全部が必要です。

そしてココがまた重要。日本語教師の給与水準はぶっちゃけ低いです。

初期投資で50万円や大学院で2年間研究して就職しても、コストは回収できないかと…。そう感じているため、私は上記の資格をひとつも持っていません。

この中で唯一おすすめするなら、日本語教師養成講座420時間の通信コースを修了することでしょうか。

約15万円の費用と1年ほど時間がかかりますが、日本語教育の基礎基本が学べます。

日本語教育の現場は常に人手不足なので、勤務開始してすぐに授業を任せられる、なんてこともよくあります。

未経験だと緊張しますが、日本語教師養成講座420時間での知識があればなんとかできます。

ちなみに、私は日本語教師の資格がない代わりに、大学時代にとりあえず取っておいた中高の国語の教員免許と、日本での1年間の経験をとにかくアピールすることにしています。

国語教育と日本語教育ってぜんぜん違うんですが、そこを実務経験でカバーしつつ、面接では「すぐに授業できます!」と即戦力になれることをアピールしたら採用されました。

正直、教員免許は大して効果ないこともあるので、実務経験があって即戦力になれる(授業ができる)ことの方が強いカードなんじゃないかと感じます。

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海外で日本語教師になる方法

つづいては、どうやって海外での日本語教師の仕事を探せばいいの?

という疑問にお答えします。

答えはシンプルで、求人情報をネットで検索して探すことです。

具体的には2通りあって、①日本語教師専用の求人サイト ②TwitterなどのSNS の両方をチェックするのがおすすめです。

①日本語教師専用の求人サイト は、「日本語教師 求人 海外」みたいなキーワードで探すとたくさん出てきます。

これらの求人情報サイトを定期的にチェックしてみてください。

いくつかチェックしながら比較検討すると、募集要項・仕事の量(授業コマ数)・お給料などの待遇、などのエリア別の違いがだんだん分かるようになります。

それから、意外にもTwitterのようなSNSにも求人情報が結構あります

「日本語教師 求人」というキーワード検索ですぐにヒットします。

このように、インターネットの検索で必要な情報は十分です。

私は求人情報サイトで見つけた求人に、直接メールで履歴書と職務経歴書を送りました。

大事なのは、自分にとっていちばんいい応募先(就職先)を精査すること。

そのために必要なのは、比較検討と優先順位です。

次の項目でくわしくお伝えします!

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海外で日本語教師をする際の注意点

最後に、海外で日本語教師になるための注意点です。

それはブラック求人にハマらないように、比較検討と優先順位をよく考えよう、ということ。

まずは求人情報の比較検討。具体的には、検索してヒットした求人情報のなかでも特に以下の点を比べてみてください。

募集要項 … 資格や実務経験が必要かどうか

仕事の量 … 仕事の内容というより総量。コマ数や土日勤務の有無など

お給料などの待遇 … 総じて安い。国や地域ごとの相場を比較

現時点で、海外での日本語教師は売り手市場です。

1〜2年前に比べて、求人情報は増え、給料をはじめ待遇はかなり良くなりました。

とはいえ、日本語教師の給料はほかの仕事に比べるとまだまだ安いです。

そのため給料に対して適切な仕事量の求人を探すことをおすすめします。

授業のコマ数や土日勤務の有無、長期休暇はとれるかどうか、あたりを求人情報でチェックしてみてください。

バリバリ働いてキャリアアップしたいという人より、ほどよく働いてよく休むライフワークバランスを重視したい人のほうが、海外での日本語教師に向いています。

最後に、比較検討を続けるなかで見えてくるのですが、常に募集している、よく名前を見かける企業や学校は要注意

海外での日本語教師に限らないのですが、こういう求人は離職率が高いブラック求人の可能性大です。

ひととおり比較検討した後に、優先順位を決めます

働きたい国や都市があるか、働きたい学校の形態は塾のようなスクールか大学か、授業以外の業務もあるかどうか、住宅手当や交通費の支給があるかどうか…

自分の希望をすべて叶えることはできないので、譲れないものの優先順位を上げて、残ったものはサクッとあきらめます。

私の場合、給料は15万円くらいでボーナスはあきらめる、毎日定時で帰りたい、土日祝は休んで長期休暇もほしい、という条件で探しました。

まさにワークライフバランス重視型です。

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【まとめ】海外での日本語教師として働くために

①日本語教師の資格はあれば有効だけど、なくてもいいケースもある

②日本語教師の求人情報はネットで収集。ブラック求人に注意

③比較検討をして優先順位をつける

④海外での日本語教師はワークライフバランス重視型の人向き

まとめるとこんなカンジです。

繰り返しになりますが、最近の日本語教師の求人は待遇が改善され、売り手市場なので未経験でも応募できるものも増えました。

未経験からの海外就職の手段のひとつとして、日本語教師はおすすめです。

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ゆきの

ゼロからいきなり海外転職も9年目。香港、カナダ、シンガポール、中国で現地採用、起業、さらには大学院留学まで。独学でTOEIC910取得、HSK6級合格。泣いて笑ってそれでも生活は続く、中国深センのリアルな日常を発信します。

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