28歳新卒フリーター女もシンガポールで就職してみた 13

外を歩くと暑くて、気づかないうちにうっかり熱中症になって突然バテたりするのが常夏・シンガポール。庶民である現地採用生活は、普段なにをしているのか。

地下鉄やバスに乗ってショッピングモールに行ったり、ローカルフードを探し求めたり、平和で安全な国を探索して楽しんだ。着るものは主にユニクロとMUJIで購入、たまにH&MやZARAも覗いて気に入ったものだけ買った。
日本での生活と変わらないラインナップですね・・・。

日本人駐在員の奥様方はきっと、オーチャードでブランド品を買い回るのでしょうか。
でも駐在員の生活も厳しくなってきているらしい。

高級ブランド品とは対象的に、シンガポールスタイルの洋服屋さんもあるっちゃあるんですが、
途方もなくダサい。

大阪のオバチャン! っていう感じの派手なTシャツとか、
ボディコンってこういうものだったのかなあ、っていう体にピッタリフィットのワンピースとか。

大阪のノリで言うと、ホンマしんどい。

さらに、年じゅう夏物しか着ないので、衣替えもなく重ね着を楽しむこともなく、服を買っておしゃれを楽しむ要素はあんまりなかった。

ローカルフードは、楽しかった。
最初のうちは。

チキンライス、肉骨茶(バクテー)、ラクサ、ホッケンミーなどなど。
ガイドブックに載ってるローカルフード(一部マレー料理)は、お店ごとに味や値段が違って、食べ歩きで食べ比べた。

うん、美味しい。以上。
ってだんだんなってきた。

ひとりで食事をするのは、お腹を満たすためという要素が大きくて、エンターテイメントにはなりきれないんだな。
ふとそんなことを考えた。

そんな私のひとり遊びの日々に、突然現れたのがゴリ兄。
同僚のリカちゃんの実の兄。

『今夜ひまー? 飲みに行かないー??』

『週末空いてるー? 友達とクラブに行くんだけど、一緒にどうかなー??』

超静かだった私のスマホが、ぶるぶるっと連続して震えるようになった。
ゴリ兄は超アクティブでお酒や人の集まるところが好きで、お世話が上手な人だ。

ありがたいなあ、と思って、22時に仕事が終わった後でもタクシーに乗って待ち合わせ場所に急いだりした。
週末も仕事して飲みに行って、また仕事したりもして。

ゴリ兄が連れていってくれるところは、プールサイドのバーとか日本式居酒屋とか、私の生活圏を突き抜けた場所ばかりで、新鮮だった。

さらに、毎回友達が違う。
学生時代の友達や軍隊にいた頃の同期はシンガポール人に囲まれたり、
またある時は10人以上の日本人が集まる日本式飲み会だったり。

『行くー?』

って聞かれたら、行くか行かないかでしか返事をしないから、行ってみるまでどこで誰がなにをしているのか分からない。

友達の友達が、また友達になって。

ひとりでのんびり暮らしていた生活はすっかり消えてなくなって、週に3回も4回も夜遊びをする明るく社交的な人間になっていった。ミニゴリ兄。

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