シンガポールで3年暮らしたら、英語が

英語が、ですね。公用語が英語の、シンガポールで暮らしてですね、3年間という決して短くない時間を費やしたんですけどね、

全然上手にならなかった。

それを裏付けるしょうもないエピソードが最近2つほどありまして。「フェアリーテールっておとぎ話って意味だよね!妖精のしっぽ、って意味でしょう?fairy tailって書くから」「ちがうよ、妖精の物語っていう意味だよ。fairy taleだよ」とシンガポール人同僚に笑われたこと。どうしよう、30年以上妖精のしっぽだと、なんてかわいらしいフレーズなんだろう、そもそも妖精にしっぽなんてあるのかしら、とそわそわしつつ本気で信じて生きてたのに、。また別の日に映画のポスターを地下鉄の駅で見つけて、一緒にいた日本人友達に「みてみて、the last knightだって。最後の夜って意味だよね、kいらなくない?」って笑いかけたら「うん、kがついたら、夜じゃなくて騎士って意味になるんだよ」って冷静にツッコまれました。マジか知らなかった!!!音では聞くけど字で見たことなかったなあそういえば、騎士。

というわけで落ち込んでます。日常の生活や会話だけで上達しないんだな、語学って。単語と文法の暗記からまたやり直そう、何度でも。私の30年間に及ぶ語学学習の結論は、語彙と文法と環境の3点が揃うことです。1つでも欠けてたらいけないし、日本国内で英語を勉強し続けると、環境が圧倒的に足りないんですよね。人が英語で話すときの発音や言い回しが耳から入ってこない、自分がトライ&エラーでとにかく口から出す、どんどん話す、という環境がない。この環境という点ではシンガポールは英語学習者にとてもオススメ。とにかく話す、どんどん話す、ちょっとくらい間違っても誰も笑ったりしない、むしろ「あんた、英語上手だねー」と親切にしてもらえるくらい。なんでかっていうと向こうもこっちも未完成で不完全な英語だから。最短最速で会話が成立することだけで、ネイティブっぽい言い回しとか、ない。人はそれをシングリッシュと呼ぶのではないでしょうか。

しばらく旅をする間は、欧米エリアを回ってみようと。アジアは結構行ったから。欧米エリアはとにかく高い。往復航空券だけで15万円、それでも経由便で直行便にしたらその倍は高い。時間もかかるし。アジアは直行便LCC往復5万円くらいだもんなあ。アジアに張り巡らされたLCC網に見事にからめとられて恩恵を受けた3年間でしたので、今回は網の外に飛び出していきます。

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ゆきの

ゼロからいきなり海外転職も9年目。香港、カナダ、シンガポール、中国で現地採用、起業、さらには大学院留学まで。独学でTOEIC910取得、HSK6級合格。泣いて笑ってそれでも生活は続く、中国深センのリアルな日常を発信します。

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